半ノマドママの東横線日記 -manomama blog-

日吉で暮らす、1歳の男の子のママです。週の半分は企業内で子育てサイトの編集を、残りの半分はフリーランスで雑誌やWEBサイトの編集&ライターをしています。「仕事も子育ても、やりたいことは全部やる!」をモットーに(いや、まだできていないので「目指して」)、日々邁進中。ブログでは、東横線沿いにあるノマドワークにおすすめのカフェや、子連れでゆっくりできるカフェ、子育てに役立つあれこれ、イマドキの働き方などをアップしていけたらいいなと思っています。

逃げてもいい。命と自尊心を奪われるくらいなら。

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SNS上で話題になっているという、産経新聞のこの記事。

 

 

「逃げ」 – 宮城県名取市 森田真由 13

逃げて怒られるのは 人間ぐらい
ほかの生き物たちは
本能で逃げないと
生きていけないのに
どうして人は

「逃げてはいけない」

なんて答えに たどりついたのだろう

 

 

13歳の女の子は、どんな状況でこの詩を書いたのだろう?

 

私は、「命に関わること」と「自尊心を深く傷つけられること」であれば、逃げても構わないのではないかと思う。

 

例えば、勉強や部活など、努力や精神力を鍛えることで乗り越えられることであれば、逃げてはいけない。それは自分が成長するための絶好のチャンスだし、自分次第でどうにかなることだから。

 

でも、劣悪ないじめや労働環境など、命にかかわること、自尊心をズタズタに傷つけられるようなことであれば、やるべきことをした後に、逃げればいい。“やるべきこと”というのは、状況改善を求めて少しだけ動いてみること。私は中学生の頃、いじめている側として注意を受けたことがある。でも、当時の私はいじめているのだという認識はなく、面白半分でからかっているだけだった。今思うと本当に申し訳ないことをしたのだが、特に悪気がなくやってしまっていた。こういった場合、相手に「嫌だ」という意思表示をすることで状況が改善することがある。だから、状況に応じてではあるけれど、少しだけ頑張って、それでもダメなら逃げればいいと思う。大切なものが失われる前に。

 

 

ほかの生き物がなぜ逃げるのか。その答えは明確。命が危機に晒されているから。

 

人間にとっても命は何より大事。そして、その次に大切なのは「自尊心」だと私は考えている。これがないと、生きることに意味を見いだせなくなってしまうと思うから。自尊心を奪われることは、命を無下にされていることと同義。ズタズタに踏みにじられてしまうくらいなら、その環境から逃げてもいい。というか、逃げなきゃいけない。そう思っている。

 

だから、「命と自尊心を奪われるくらいなら、逃げてもいいんだよ」私はそう教えたい。